改善改革・今月のランキング
今月のランキング | SMAP解散危機騒動から学ぶ仕事のバランス感覚
文責:ジェムコ日本経営 広報室 マーケティング担当 安村亜紀
◆今月のランキング
2016/1/28次点のYahooニュース国内テーマ上位ランキングは
1位ベッキー
2位サッカー五輪代表
3位SMAPとなっている。(人気の国内テーマをランキング形式でお届け。Yahoo!ニュースでは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事などを掲載しています。とのこと)
SMAP解散危機騒動について、経済界でも名だたるやり手紳士淑女のみなさまとFacebook上で、議論になっている。それが単なるミーハーではなく、自己反省も含めて実に考えさせられる内容だ。
「SMAPSMAP」でのメンバー五人の謝罪会見は、「ジャニーさんに謝る機会を頂き…」「ご心配かけてごめんなさい」つまり解散はしませんとのこと。明らかに事務所にやらされている雰囲気が伝わる。解散回避には安堵したが、モヤモヤする内容だった。同時に、「仕事」とは何か?改めて考える機会にもなった。
マネージャI女史の功績があって国民的アイドルSMAPが存在することは間違いがない。ジャニーズ事務所の業績が振るわなかったころ、SMAPの隆盛で業容が拡大したことも間違いがない。
しかし、I女史は勤め人として業務遂行をしていた(オペレーション)。一方、メリー/ジュリーさんは家業を商っている。商いだ。財産も人生もかかっている。I女史は、ジャニーズという軒先で動いていたからこその業績である。オペレーションと商いは違う。ところで、この騒動の発端は、以前から囁かれていた「ジャニーズには派閥があるのでは?」という問いにメリー副社長が答えた雑誌取材にある。「派閥など無いがもしあるなら、それは娘と対立するということ。娘を取るのは当たり前。対立するならI女史はSMAPを連れて出てけ!」
というアレだ。メリーさんからしたら、家業なので当然だと思う。I女史からすれば公然と出ていけなんて言われたわけで、そりゃ誰でも辞めてやる!となる。
メリーさんが家業を守ろうとするのは当然であるものの、公にI女史出ていけ!なんてやるのは感情的で経営者としては駄目だと思う。「心配をかけたファンに謝罪を!」までは良かったが、夢を売るアイドルビジネス
をしていて、裏を見せてしまったのはバツ。商いの失敗。
一族のやり方に我慢ならずSMAP連れて独立しようとしたI女史は、あくまでサラリーマンなのでわきまえていなかったということ。これも駄目だ。
この一連事態、一般社会でもよく見かける。他山の石として眺めるだけではなく、教訓としてとらえるべきだと思わされた。
2016年JEMCOのスローガンは、「当事者意識」。
SMAP解散騒動のことを思うに、お客様の商いに関与する当事者として、お客様の商いを改善改革するオペレーションを担う立場。絶妙なバランスで仕事をしたいと強く感じた次第である。
(ランキングとSMAPネタの関連付けが若干無理やりでスイマセン。)