感動の連鎖
文責:ジェムコ日本経営 営業部
「感動」と似た言葉に「感銘」という言葉がある。
物の本で調べてみると、「感動」は「強く心を動かされること」で、一時的な心の動きとある。方や「感銘」は「忘れられないほど深く感動すること、心に深く刻み付けられ忘れないこと」で、永続的な心の動きだそうである。
日頃、「感動」という言葉は良く使う場面があるが、「感銘」はあまり使わないという印象は私だけだろうか・・・。
とある10数年来の取引を頂いているメーカー企業のTOPとのお話しです。 10数年来のお付き合いというのは、私が初めてこのTOPとお会いさせて頂いてからの時間経過で、実はこのTOPとJEMCOとのお付き合いは、それから遡ること更に10年を超えます。従来から営業させて頂いていたこのメーカー企業に、外部から役員として来られたということで、ご挨拶に伺ったのが出会いでした。
様々な課題解決のソリューションを提案させて頂く中、対応したコンサルタントの印象も良く、予想外に話しが上手く進み、初めての契約に至ったのが約10年前のこと。
活動前からこのTOPの“改善・改革意思”が非常に強く、招集されたプロジェクトメンバーの面々も、そのTOPの意向を最初は懐疑的に見ながらも、活動が進むにつれてTOPに引っ張られるように活動にのめり込む姿が目立つようになってきました。
活動は順調に進み、中間報告会を経て目標としていた成果も達成の目途が立った最終報告会、活動の総括としてTOPの講評があり、その中で活動メンバーへの温かいねぎらいの言葉と、なぜ敢てコンサルティング会社を起用したのか、その真意を熱く語られました。その理由の一つが、過去他社においてJEMCOとともに改善活動を実施し、定量的な成果はもとより、活動メンバーやその他活動をサポートした従業員の意識を強烈に変えてくれたという、ある意味感動的な出来事が感謝の気持ちとともに自身の記憶に鮮明に残っている。
そんな想いを今回の活動メンバー他、従業員の皆さん自身にも味わって欲しかったとのことでした。
その場に居た私自身、そのTOPの言葉に思い掛けなく感動したことを覚えています。
私たちの仕事「コンサルティング」の本来の意味は「支援する」「相談に乗る」ということ。
コンサルティングという行為を通じてクライアントの発展に寄与することが大命題。
その行為は多かれ少なかれ「様々な変化」を促すこととなり、担当するコンサルタントの想いが強ければ強いほど大きな感動に繋がります。
冒頭に書いた「感動」と「感銘」という言葉。
実際のコンサルティングの場面はもとより、営業の段階から一時的な心の動きである「感動」を連鎖させ、永続的に「感銘」して頂けるような仕事の在り方、仕方を肝に銘じ、日々がむしゃらに取り組んで行こう。