第4次産業革命やSociety 5.0(※1.)によって、世界全体で「価値創造の流れと産業構造」が大きく変化しています。
将来の企業発展のためには、これからさらに進むであろう変化に追従していくポテンシャルが、必ずや求められるようになります。ジェムコ日本経営の『未来に向けた価値創出支援』は、変化に対応していく社員自らが新しい価値を創出して企業のポジショニングを導いていく、新しいコンサルティングです。
本ワークショップは「価値協創ガイダンス(※2.)」を活用します。
(※1)Society 5.0:サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)。狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱されました。(内閣府Webサイトより引用:http://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.html)
(※2)「価値協創ガイダンス」とは、企業と投資家を繋ぐ「共通⾔語」であり、企業(企業経営者)にとっては、投資家に伝えるべき情報(経営理念やビジネスモデル、戦略、ガバナンス等)を体系的・統合的に整理し、情報開⽰や投資家との対話の質を⾼めるための⼿引です。各企業は、本ガイダンスの各項⽬を形式的・固定的に捉えることなく、⾃社のビジネスモデルや戦略にとって重要なものを選択し、これを⾃らの価値創造ストーリーに位置づけるなどして、本ガイダンスを活⽤することが期待されています。 (経済産業省Webサイトより引用: http://www.meti.go.jp/policy/economy/keiei_innovation/kigyoukaikei/ESGguidance.html) 価値協創ガイダンスロゴマークについては、同ロゴマーク及び「価値協創ガイダンス」の取組を広報・促進することを目的として使用しているものであり、本Webページに掲載されている情報について、経済産業省がその内容を保証するものではありません。
価値創出スキルを身に付けて頂きながら、御社の目的に見合った成果をアウトプットしていただくために、
・ジェムコ日本経営のVEの考え方(Value Engineering=価値工学)により培われた「機能設計法・機能構造論」を中心とした、価値創出の基礎知識と実践方法をご提供します。
・目先の変化や単なるトピックスにとどまらない、国連や日本の政策情報をはじめとするSociety5.0&第4次産業革命に向けた最新情報を、ジェムコ日本経営が独自にわかりやすく整理してご提供します。
・これからの事業・商品の新たな方向性に関連する目的別に5種類のワークショップをご用意、もちろん御社独自の目的に対応したご提案も可能です。
目 的:Society 5.0&第4次産業革命にともなうマクロ環境トレンドを分析し、自社の機会・脅威を検討する。
活動例:ビジョン・中期経営計画の事前検討、社会状勢の俯瞰と機会・ 脅威の検討、次世代リーダー研修
活動概要:
セッション | 主な内容 |
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第1回 社会状勢の把握 |
社会状勢の確認 ビジネス開発観点から社会状勢を確認 機会・脅威の把握 対話と通した、現状のビジネス、これからのビジネスの成功要因の共通認識 |
第2回・3回 トレンド調査・整理 |
トレンドマップ雛型・調査視点の確認 質の向上、量の拡大、効率の追究の観点からトレンドの雛型を俯瞰し、調査視点を確認 トレンド調査・整理 3C(市場・顧客、業界・競合、自社)の観点から調査 |
第4回 トレンド・マップ作成& 機会・脅威検討 |
トレンドマップ作成 トレンドマップ雛型を用い作成 機会・脅威 質の向上、量の拡大、効率の追究の観点から、トレンドに対する機会・脅威について話し合う |
費用:240万円~ 人数:16名まで 期間:2~3ヶ月
目 的:Society 5.0&第4次産業革命にともなうトレンドに対する競合の状勢と自社の適応状況を分析し、自社のこれからの方向性を検討する。
活動例:ビジョン・中期経営計画の骨子の立案、次世代リーダー研修
活動概要:
セッション | 主な内容 |
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第1回 トレンドの優先度選定 |
重要トレンドの抽出 トレンドマップの因果関係の強さ、機会・脅威の重要性の観点から重要トレンドを抽出 重要トレンドの分類 重要トレンドの顕在度ステータス、重要トレンドに対する現在の自社の戦略適合度の観点から重要トレンドを分類 トレンドの優先度選定 重要トレンド分類を活用し優先度を選定 |
第2回・3回 ビジョンの策定 | ビジョンステートメント・実行方針の策定 質の向上、量の拡大、効率の追究の観点から整理した優先重要トレンドを使い 実行方針を策定 「誰に」「何を」「どうやって」「その結果(ゴール)」の観点からトレンドを要約し、ビジョンステートメントを策定 ポジションマップ・基本方針の策定 ビジョンステートメントのキーワードを使いゴールイメージを表現するポジションマップを策定 重要トレンドの分類情報を使い成長の軌道を表現するポジションマップを策定 ポジションマップから実行の基本方針となるキーワードを策定 |
備考:a.のワークショップの結果が必要です。 費用:180万円~ 人数:16名まで 期間:1~2ヶ月
目 的:Society5.0&第4次産業革命にともなう新しいサービス技術・ビックデータ・製品技術を用いた価値創造の状勢を分析し、既存の自社技術・製品・サービスを起点に、新しいビジネスモデルを検討する。
活動例:事業戦略策定の事前検討、ビジネスモデルの立案、次世代リーダー研修
活動概要:
セッション | 主な内容 |
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第1回 ビジネスモデル構想準備 |
ビジネス思考トレーニング/知識編 情報・基準の確認 ビジネスをつくりだす3つの要素に従い、トレンドの情報を整理、あわせてビジネスモデルを考える際の基準を確認 成功要因・制約事項の仮設設定 ビジネスをつくりだす3つの要素の成功要因や制約条件を仮説設定 |
第2回 ビジネスモデル分析 |
競合、関連業界の先導企業のビジネスモデル分析 (備考:ビジネス思考トレーニング/実践編をかねて実施) 競合、関連業界の先導企業の経営方針、トレンドに対する状勢の情報をもとに、ビジネスモデル設計法を活用し分析する 備考:次回に向けたビジネスモデル案作成の宿題実施 |
第3回・4回 ビジネスモデル構想 |
ビジネスモデル案作成 個々人のビジネスモデル案をベースにグループ(4人1組)にて討議し、グループ案を作成 ビジネスモデル構想 各グループの案をベースに統合案を作成 備考:次回に向けた実行課題設定の宿題実施 |
第5回 概略ロードマップ |
実行課題の設定 個々人が抽出した実行課題を全員にて討議し、最終案を作成 概略ロードマップ 課題にもとづき概略ロードマップを作成 |
備考:a.もしくはb.のワークショップの結果が必要です。 費用:300万円~ 人数:16名まで 期間:3~4ヶ月
目 的:Society5.0の実現手段となる新たな社会システムのニーズを分析し、既存の自社技術・製品・サービスを起点に、自社の商品を構想する。
活動例:事業戦略に向けた事前検討・年度の商品開発テーマの立案、次世代リーダー研修
活動概要:
セッション | 主な内容 |
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第1回 社会状勢の把握 |
社会状勢の確認 ビジネス開発観点から社会状勢を確認 機会・脅威の把握 対話と通した、現状のビジネス、これからのビジネスの成功要因の共通認識 |
第2回 ビジネス機会探索 |
探索対象の確認 Society 5.0の実現に必要とされている科学技術イノベーション・テーマ 研究開発方針の確認 機会探索 ※方針にもとづき探索対象から抽出 |
第3回・4回 ニーズ分析 |
ニーズ情報の抽出 仮説検証法を用い抽出 ニーズ情報の分析 5W1H表を用い整理 |
第5回 商品アイデア発想 |
アイデア発想 ①5W1H法を用いたアイデア発想 ②SCAMPER質問表を用いたアイデア発想 |
第6回 アイデア選定 |
選定基準の設定 BMO法簡易版、3新分類を活用したShould, Will, Can評価基準を作成 アイデア評価・選定 基準にもとづき評価・選定アイデア発想 |
第7回・8回 商品コンセプト企画 |
商品コンセプト企画 商品コンセプト企画の雛型を用い作成 備考:第8回はメンバー間での発表・レビュー |
費用:480万円~ 人数:16名まで 期間:4~5ヶ月
目 的:新しい技術・商品を起点に、ビジネスの成功要因を分析し、新事業を構想する。
活動例:既存事業戦略に向けた事前検討・新規事業の立案、次世代リーダー研修
セッション | 主な内容 |
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第1回 社会状勢の把握 |
社会状勢の確認 ビジネス開発観点から社会状勢を確認 機会・脅威の把握 対話と通した、現状のビジネス、これからのビジネスの成功要因の共通認識 |
第2回 ビジネス機会探索 |
探索対象の確認 Society 5.0の実現に必要とされている科学技術イノベーション・テーマ 研究開発方針の確認 機会探索 ※方針にもとづき探索対象から抽出 |
第3回・4回 ニーズ分析 |
ニーズ情報の抽出 仮説検証法を用い抽出 ニーズ情報の分析 5W1H表を用い整理 |
第5回 商品アイデア発想 |
アイデア発想 ①5W1H法を用いたアイデア発想 ②SCAMPER質問表を用いたアイデア発想 |
第6回 アイデア選定 |
選定基準の設定 BMO法簡易版、3新分類を活用したShould, Will, Can評価基準を作成 |
第7回・8回・9回 事業構想&商品コンセプト企画 |
商品コンセプト企画 商品コンセプト企画の雛型を用い作成 ビジネスモデル設計 ビジネスモデル設計法(9セル法、ピクト図解法)と雛型を用い作成 事業概略ロードマップ 事業概略ロードマップの雛型を用い作成 |
第10回・11回 構想案選定 |
選定基準の設定 BMO法評価基準を作成 構想案の評価・選定 基準にもとづき評価・選定 備考:第11回はメンバー間での発表・レビュー |
備 考:d.商品構想(テーマ出し)ワークショップと同じ内容を含んでおります。
費用:660万円~ 人数:16名まで 期間:6~7ヶ月
IoT、ビックデータ、AIなどのCPS(※2.)技術が起爆剤となり、Society 5.0に向けた第4次産業革命が急速に進んでいます。企業にとっては、これからの事業・商品の新たな方向性を選定する分岐点になっています。
※2.CPS:サイバーフィジカルシステムとは、実世界(フィジカル空間)にある多様なデータをセンサーネットワーク等で収集し、サイバー空間で大規模データ処理技術等を駆使して分析/知識化を行い、そこで創出した情報/価値によって、産業の活性化や社会問題の解決を図っていくものです。
(電子情報技術産業協会Webサイトより引用:https://www.jeita.or.jp/cps/about/)
成長を牽引する新たな価値創造の流れに沿って、産業が再編されて行く第4次産業革命、世界規模で企業の陣取り合戦が始まっています。企業は、新しい価値を取り込み・創出することで、新たなポジショニングを確保すべき時期にあります。
15の社会システムとCPSを起点として、第4次産業に向けた新しい価値創造の流れが始まっています。
社会的な課題 | 新しい社会システム |
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エネルギー、資源、食料の安定的な確保 | エネルギーバリューチェーンの最適化 |
スマート・フードチェーンシステム | |
スマート生産システム(農業) | |
超高齢化・人口減少社会等に対応する持続可能な社会実現 | 世界最先端の医療技術実現による健康長寿社会システム |
健康立国のための地域における人と暮らしシステム「地球包括ケアシステムの推進」 | |
高度道路交通システム | |
ものづくり・コトづくりの競争力向上 | 新たなものづくりシステム |
統合型材料開発システム | |
エネルギー、資源、食料の安定的な確保 | エネグリーバリューチェーンの最適化 |
国及び国民の安全・安心の確保と豊で質の高い生活の実現 | 効率的かつ効果的なインフラ維持管理・更新・マネジメントのシステム |
自然災害に対する強靱な社会システム | |
国家安全保障システム | |
おもてなし(観光)システム | |
地球規模課題への対応と世界の発展への貢献 | 地球環境情報プラットフォーム |
国家戦略上重要なフロンティアの開拓 | 海洋開発システム |
宇宙開発システム |